『相続税対策の土地活用は・・・』とか『不動産投資なら・・・』とか、この手のキャッチコピーで後に続くのは、何かというと『賃貸住宅』『賃貸マンション』です。
都心の商業地に行けば、オフィスや店舗が林立しているエリアもありますが『店舗物件での土地活用・不動産投資・・・』という『店舗』切り口の不動産の企画や経営を勧めるキャッチコピーを見かけることは、ほとんどありません。
なぜでしょうか？その理由は、
店舗物件は、
場所を選び、物件数が少ないため、取扱う機会が滅多になく、わかる人もほぼいない。
だから、紹介もされない。
逆に考えれば、
厳選された希少性の高い物件を、確実に見極め、かつ、当り前に取扱うことができる。
そして、紹介もできる。この価値は高いのでは・・・？
やればやるほど確信し、そして、すごくワクワクした。

ハウスメーカーに30年間在籍し、建設と不動産の業務をそれぞれ15年ずつ経験。ハウスメーカーでは『不動産活用＝賃貸住宅』。まずはとにかく『賃貸住宅』である。
建築営業担当の頃、自宅兼文房具店の建替の相談を受けた。『自宅を新しくし、生計は賃貸収入で』ということで、まずは、ご多聞に漏れず『賃貸住宅＋自宅』という提案。
しかし、お施主様の表情は晴れない。その理由を聞くと『自分の引退が原因で店舗の並びが途切れるのは、ご近所の仲間に申し訳ない』とのこと。改めて調べたところ、１階部分は店舗ニーズが見込め、また、収益性もより高くなる。物件の企画や経営上もプラスで、何よりお施主様の想いに応え、さらに地域にもプラスになる。『賃貸店舗＋賃貸住宅＋自宅・・・』ここでの最適が何かと考えれば『こう言うことだ・・・』と納得。

その後、不動産の部署に異動。店舗を切り口とする物件の企画と経営のノウハウを広めるというミッションを自らに課す。それなりに注目を集め、広がりはしたが、自分の思う方向からはズレていく。誰のため？何のため？なぜこうなる？
店舗物件を通して、私が担いたい役割、そして、果たしたい想いとは、

『ご縁』をつないだ店舗物件が、その『まち』に『喜びの輪』を広げる。
『喜びの輪』の広がりは、『人々』を笑顔に、『くらし』を豊かにする。
『人々』の笑顔と『くらし』の豊かさが、その『まち』を元気にさせる。
ということ。

このミッションを自らのやり方で実現させると決め、30年勤めた会社を退職。
店舗物件の企画・仲介・管理の高品質なノウハウの提供と広がりを通じて、日本を元気にするというビジョンに向かって日々奮闘中。